1.夏の日の午後
作詞:岡村孝子
作曲:岡村孝子
窓を開けて午後の風を
むせるほど吸いこんだ夏の日
陽ざしが今傾くのを
あなたの腕に抱かれ見つめた
幸せなんて言葉があるからそれと気付かずに
思い出ばかり作るね……
あなたをいつも近くに感じて生きたい
それだけがただ願いなのに
闇にゆれる星の数に
負けないほどの熱い想いを
胸の奥でにぎりしめて
そっと時を重ねていきたい
あなたがどんな遠くを見つめていてもかまわない
素敵な人に変わってね……
会えなくなってもいつか私の心を
あなたの色で染めるくらい
あなたがたとえ遠くを歩き出してもかまわない
私の中に生きてる……
あなたの記憶の中のわがまま娘を
片すみにでも 残していて
2.はぐれそうな天使
作詞:来生えつこ
作曲:来生たかお
足もとくすぐる波さえ少し遠慮がち
私は無邪気になれずに海と話してる
あの人のこと気にしすぎてる
友達が言い笑うつもりが泣きそうになった
※恋したら騒がしい風が吹き
はぐれそうな天使が私のまわりであわててる
恋したら雲の流れも速く
はぐれそうな心があわててる※
見つめているだけでふいに熱くこみ上げる
あの人にも気づかれてる隠せない心
夢はいくつも飛び越えたのに
まるで少女のときめきほどにはがゆい気分で
潮風に体ごとさらしたら
少しは楽になると思いたった私が不思議
潮風に逆にあおられそうな
あやうい恋心にあわててる
(※くり返し)
3.電車
作詞:岡村孝子
作曲:岡村孝子
混み合う電車に押し込まれ
ガラスに額をつけたまま
大きなため息をついたら
なお気がめいる
どんなに悲しい夜ばかり
過ぎても会社に着いたなら
笑顔を振りまいて
jokeの一つもとばす
何を求めて 明日を探せばいいのか
大きな海を漂う木の葉のようだわ
仕事を始めていたずらに
時間が流れてゆくけれど
けじめと名のついた
卒業証書がほしい
誰もが自分の生き方を
見つけて歩いてゆくけれど
私は変わらずに
私でいるしかできない
あなたを失くしてまでも決めた道を
悔やむほど弱くなった私をしかって
あなたを失くしてまでも決めた道を
悔やむほど弱くなった私をしかって
あなたを失くしてまでも決めた道を
進むほどずるくなって明日を変えたい
4.見送るわ
作詞:岡村孝子
作曲:岡村孝子
涙が枯れるかと 思う 位に泣いた
これで二度とあなたを 苦しめずにすむのね
もう終っていたと わかってはいたけど
それを口にするのが 少しこわかっただけ
ちょっと 背伸びをしてた あの日々が悲しい
がむしゃらにやさしさを 奪いあっていただけ
あなたはたぶん 変わってゆくのね
悲しいけれど見送るわ
煙った雨の午後 人ゴミの街に立つ
通り過ぎる車が 水しぶきをはねてく
はがれ落ちたポスター ふみつけられるように
こわれかけたこだわり いっそ崩れてしまえ
すべてのものが 変わってゆくのを
私はここで見送るわ
生き方を変えてまで 追いはしないけど
どんなものに変えても ほしい愛はあるのよ
あなたはたぶん 変わってゆくのね
悲しいけれど 見送るわ
あなたがいつか 変わってゆくのを
私はここで見送るわ 見送るわ
5.美辞麗句
作詞:岡村孝子
作曲:岡村孝子
幸せについてコメントすれば
あたりさわりのない美辞麗句
何かがこわい誰かがこわい
自分をせめるすべてのもの
Mm…こんなに私は弱虫だっけ思わず苦笑い
Mm…退屈なだけの夜を飛び越えここを見つけたのに
本当の自分をどこかに忘れ今日もさまよう
時々苦しいことがあるたび
守ってくれたあなたを探す
結婚なんて少し早いと
強がってみた私なのに
Mm… やさしい言葉も愛もいらない思い出に変えたわ
Mm… たぶん相手があなたじゃなくても幸せになれるわ
ゆがんだ私にやさしくしないでどうか忘れて
Mm… こんなに私は強く生きてる 涙も見せないで
Mm… だからあなたもかわいい誰かと幸せ見つけてね
ゆがんだ私にやさしくしないでずっと憎んで
本当の自分をどこかに忘れ今日もさまよう
今日もさまよう
6.Baby,Baby
作詞:岡村孝子
作曲:岡村孝子
女の子の性格って相手次第で変わる
最期に投げた言葉とゆがんだ誰かの笑い顔
どしゃぶりなら良かった涙と一緒に
せつなすぎる思い出の日々のすべて消していたのに
クリスマスに二人で見た海が鮮明すぎて
どんな人とあの海へ行っても心が動かない
人ゴミなら良かったざわめく景色が
こびりついたまぶたの奥のあの日かき消したのに
Baby Baby うまくいかないものね
あなたの傷をいやすほど
やさしすぎる愛は歌えないけど歩くきっかけにして
絵になる様に生きて余裕を持てたら
もっとましな言葉の魔法かけてあげていたのに
※Baby Baby うまくはいかないものね
あなたの痛み背負うほど
大きすぎる夢は歌えないけど歩くきっかけにして※
(※くり返し)
7.夢をあきらめないで
作詞:岡村孝子
作曲:岡村孝子
乾いた空に 続く坂道
後姿が小さくなる
優しい言葉 探せないまま
冷えたその手を振り続けた
いつかは皆 旅立つ
それぞれの道を歩いていく
あなたの夢を あきらめないで
熱く生きる瞳が好きだわ
負けないように 悔やまぬように
あなたらしく輝いてね
苦しいことに つまずくときも
きっと上手に越えて行ける
心配なんて ずっとしないで
似てる誰かを愛せるから
切なく残る 痛みは
繰り返すたびに薄れていく
あなたの夢を あきらめないで
熱く生きる瞳が好きだわ
あなたが選ぶ 全てのものを
遠くにいて信じている
あなたの夢を あきらめないで
遠くにいて信じている
8.ピエロ
作詞:岡村孝子
作曲:岡村孝子
見違えるほど いい女だと言われたくて 今夜は
背中の開いたドレスと紅いルージュで来たわ
思わせぶりな言葉ささやきあなた誘ってみれば
「今度又ね」とやさしく言われみじめな夜更け
遊びなれた女ならば
私のこと愛せますか
愛してます 愛してます
言えはしない 私ピエロ
男の好む女のタイプなんて見出しのついた
女性雑誌のページを穴があくほど読んで
いろんな女演じてみてはあなたの気をひくうち
本当の自分どこかに失くしあきれた日暮れ
素直そうな女ならば
私のこと愛せますか
愛してます 愛してます
声にならず 私ピエロ
昨日誰かの家の前まで送ったげたんだってね
あなたときたら見かけによらず遊び上手ね
悲しいくせに悔しいくせに軽い Joke とばして
笑ってみせる私 どこまで道化者なの
優しそうな女ならば
私のこと愛せますか
わかりきった答えだから
聞けはしない 私ピエロ
9.風は海から
作詞:岡村孝子
作曲:岡村孝子
海の見える国道沿いの店
壁にかかったメルヘン画 四季を彩る
次の夏もきっと会おうと
言って笑うあなたの眼は壁を見つめる
約束が欲しい訳じゃないけれど
時折答えのない愛につかれてしまうの
風は海から海へと帰るもの
いつか絵本の中で見た空
パステルクレヨン散りばめた不思議な世界
ずっとあなたは同じ色の夢
探し求めて行く人と信じてたのに
大切にしているあなたの彼女は
私の知らない空の下生きてるのですね
風は海から海へと帰るもの
どんな夜が遅くなっても
あなたを急がすあの人がいなければいい
時を止めて二人きりでも
きっと交わるはずのないレ-ルの二人ね
同じ時の中めぐり逢えたのに
このままいつかはすれ違い生きていくのですか
風は海から海へと帰るもの
風は海から海へと帰るもの
10.リベルテ
作詞:岡村孝子
作曲:岡村孝子
目をとじたまま ただ考える
私を苦しめ続ける何かを
今ひろがった空の青さは
誰もが同じ色と感じてるの
あふれた街の 朝のざわめき
痛い位に すべて生きてる
形のないものを信じられずに
モラルだけが残った
目をとじてても きっと見えてくる
真実 それは たぶん人の心
愛したものも 憎んだことも
すべてを深く 胸にきざんで
今勇気がほしい 昨日を捨てる
未来だけを 信じて
形のないものを信じられずに
モラルだけが残ったけど
今 勇気がほしい 昨日を捨てる
未来だけを 信じて 信じて
11.未知標
12.今日も眠れない
作詞:岡村孝子
作曲:岡村孝子
見えるものを 見えると言えないことが多すぎて
誰もかれも利口に思えて 今日も眠れない
あゝ 遠く離れて人ゴミの中 誰か探してる
しばらく電話なんかしないでよね せつなくなる
思いきり甘えられる あの人に帰りたい
崩れそうな 私を支えるものは悲しみと
いつになればかなうか わからぬ夢の数々ね
あーできることなら いつも誰かのそばにいたかった
しばらく電話なんかしないでよね 帰らないわ
いつの日かあの空を駆けめぐる鳥になる
あー闇が私を包む時にも きっと迷わない
輝く瞳だけは 失くさないで生きたいから
いつの日かあの空を 駆けめぐる鳥になる
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